3つの学習タイプ
「学習には五感がだいじ」
という言葉はどこかで聞いたことがあるかも知れませんね。
五感とは
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
- 嗅覚
- 味覚
のことです。
学習に対してなぜこれらが大事かというと、
「1. 視覚」でとらえた情報は脳に届いて脳を刺激します。
「2. 聴覚」でとらえた情報は脳に届いて脳を刺激します。
「3. 触覚」でとらえた情報は脳に届いて脳を刺激します。
「4. 嗅覚」でとらえた情報は脳に届いて脳を刺激します。
「5. 味覚」でとらえた情報は脳に届いて脳を刺激します。
つまり、それぞれが脳を刺激してくれるのです。
それぞれを「脳を刺激するチャンネル」ととらえたら、
「五感を刺激する」
とは
「5つのチャンネルを使って脳を刺激する」
ということになります。
一つのチャンネルより5つのほうがたくさん脳を刺激できるということですね。
ところがこの5つのチャンネル(五感)。
人によって優先順位が違っているそうです。
感覚の得意不得意と言っても良いと思います。
「耳が良い」とか、「味音痴」「耳音痴」とか言う言葉もあるくらいですから、経験的には知られていたことです。
ただし、学習ということでいうと、新しい言葉とか概念を学んでいくプロセスに当たるので、一般的には嗅覚と味覚は外して、視覚・聴覚・触覚の3つで説明されます。
「学習のタイプ」
と呼ばれるものは、この3つの感覚を使った学習のことです。
1.視覚タイプ(見て覚える)
2.聴覚タイプ(聞いて覚える)
3.運動タイプ(体を動かして覚える)
(触覚を深部感覚と合わせて運動感覚としています)
先ほど「優先順位が違う」と書きました。
レッスンに当てはめると、
生徒によって優先順位が違う
ということです。
得意に注目して特徴をまとめると次のようになります。
1.視覚タイプ(見て覚える)
このタイプの生徒は、音楽や教師の説明を聞いて学ぼうとします。レッスン中イメージするのも、曲やその他聞こえてくる音(聴覚情報)が主となります。
ステップの意味や動きの定義を言葉で説明できるようになろうとします。
2.聴覚タイプ(聞いて覚える)
このタイプの生徒は、音楽や教師の説明を聞いて学ぼうとします。レッスン中イメージするのも、曲やその他聞こえてくる音(聴覚情報)が主となります。
3.運動タイプ(体を動かして覚える)
このタイプの生徒は、踊ったときに感じる身体の感覚で学ぼうとします。レッスン中イメージするのも、動きいたときの体の感覚(ターンアウトの感覚、引き上げの感覚とかの運動感覚)が主となります。
これをどうレッスンに生かすかについては次回
↓
https://balletup.com/?portfolio=dance-visually
最後までお読み頂きありがとうございました。
バレエ上達ナビゲーター 長岐
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