解剖学が0.1秒で吹き飛ぶ誰もが経験する瞬間
「ためになりすぎる」
11月のバスターズサロンに参加した会員から頂いたお言葉です m(_ _)m
全文はこちら。
■視聴していかがでしたか?
ためになりすぎる
床が不安定だと足がバランス取るのを諦め、骨盤がバランス取り始める話
(長岐先生の難しい話を森脇先生があえて素人目線から質問しながら視聴者にわかりやすく伝えて下さるところ)モリトーーク好き
■その他
もっと時間長く聞いていたい。
リアルタイムで視聴できないことがほとんどなので、開催曜日、時間帯を、色々変えて欲しいババリーナ
以上
ババリーナさん、ありがとうございます。
今回は、上記から
「床が不安定だと足がバランス取るのを諦め、
骨盤がバランス取り始める話」
について、取り上げます。
「何それ!?」
と思われたかも知れませんね。
これ、
誰でも日常的に経験していることで、
全然特別な話ではないんですね。
今回のテーマ「上体が安定する」と関連する話として、
バスターズサロン有料版で当方がご紹介した
バランスをとるときの「反射」
のことです。
「反射」とは、
生体が何か刺激を受けて無意識に起こす反応
のことです。
何のことはない、
・猫の目(瞳孔)が明るいところでは細くなり、暗いところでは太くなる、とか。・眼の前で手拍子を打たれると瞬きしてしまう、とか。
・曲げた膝の下を軽く叩くと膝がぴょんと伸びる、とか。
思い当たるものがあるかと思います。
バレエで必須のバランスも反射で保たれています。
例えば、
フィギュアスケートに初挑戦したときのことを思い出してみてください。おそらく、
最初は及び腰になっていたのではないでしょうか?
氷に乗る直前までは普通にまっすぐ立っていたのに、氷に乗った途端およよ(;´Д`)
と股関節がちょっと曲がり、
足ではなくお尻でバランスを取ろうとしますよね?
あれのことです。(^_−)−☆
ポイントは二つ。
1. 足元がおぼつかない
2. 無意識に及び腰になる
1が今回の「反射」を引き起こす「刺激」です。
足元が滑るので踏ん張りが効かない。
体がそう感じ取ると「反射」が発動。
「足元は使えない!
お尻でバランスを取れ!」
と無意識に反応します。
これが2です。
このとき、
「よし今からお尻でバランス取ろう!」
とか意識してこの姿勢にしてないですよね?
勝手に股関節が曲がり
「およよ(;´Д`)」
となります?
その間、約0.1秒(たぶん)
もし、
バランス力をアップさせるために股関節周りの筋肉や骨などの勉強をしてもしかして、
筋トレもして準備OKな状態にしていたとしても、
あの
「およよ(;´Д`)」
のわずか0.1秒に、
それらを思い出して意識的にコントロールする…
なんて出来ないですよね?
この反射がバレエのレッスン中でも起こります。
足元がグラつくときです。
もう少し正確に表現すると、
「床を踏ん張れない」
と体が認識したときです。
足首からつま先のどこかがグラグラするとこの反射が起こる可能性があります。・ロールイン
・くるぶしが落ちる
・あしゆびの丸まり
・外反母趾
などなど。
例の足裏の三点でしっかり床を踏めないので。
せっかく覚えた解剖学の知識。
それが一瞬で吹き飛ぶ。
レッスンではよくあることだよ。
というお話でした。
有料版では、
「上体が安定する」
に関して、
他にも色々解説が聞けます。
バスターズサロンでは、
・レッスンを受けるだけでは得られない
・筋トレ・ストレッチを頑張るだけでは得られない
・ネット上を徘徊しても得られない
バレエの上達に役立つ情報をお届けします。
今回はアマゾンリンクはありません。
厚めの生理学の本を適当に選んで読んでいただくとバレエに役立つ情報の宝庫だったりします。おせちもいいけどカレーもね!
(世代がわかる 汗)
みたいな感じで
解剖学もいいけど生理学もね (^_-)-☆
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