「引き上げ」って何を上げるの?【引き上げの謎解き】

バレエのレッスンでのお約束のようになっている指導の一つに「引き上げ」があります。

「引き上げ」のために

・背中をホールドする
・膝を引き上げる
・関節の隙間を開ける
・床を踏む
・背中が落ちる
・ヒップに乗る

など、
いずれかの指導を受けたことはありませんか?

それ、出来ましたか?

今月のバスターズサロンのテーマが

「引き上げの謎解き」教師が伝えたいこと、トレーナーが解説したいこと

なので、
準備を兼ねて少し解説してみたいと思います。

「引き上げ」とは

(引く)+(上げる)

の2つの動作の組み合わせですね。

なので、
表現は異なれど

「何かを上に」

持って行くような指示がなされることが多いと思います。

何を持って行くかは、先生によって違っていたりします。

頭だったり、脇だったり、鳩尾だったり。

ところで、この「引き上げ」。

ステージで横になるときはどうなるんでしょうね?

全幕もので時々そう言うシーンが出て来ますよね。

たとえば、
オーロラ姫はだら〜んと脱力して寝てるのか?
引き上げをイメージしてある程度ピンと寝てるのか?

(気になる人は今度のサロンで質問してみてください)

大人の生徒さんであれを経験する人はかなりの少数派かも知れませんが、ちょっと考えてみましょう。

横になっている時の頭と踵の位置関係は、上下ではなく水平です。

仮に、この状態で頭を頭頂方向へと力を入れたら、頭は水平に移動します。

天地方向でみた天(上)方向ではありません。

上がっていないんです。

あくまでも、横(水平)です。

では、これは何て呼びましょうか?

バスターズ講師陣の一人バレエ教師石島みどりは

「引き伸ばし」

という言葉をレッスンで使います。

いわゆる「引き上げ」に対して使っているのですが、これなら横向きでも使えます。

上下と水平どちらにも使える適用範囲が広い言葉です。

全身を引き伸ばす、ということは頭と踵を遠ざけるように力を入れることになります。

なので、立った状態でいわゆる「引き上げ」を指導する際に

上は「頭を上に」
下は「踵を下に」

となります。

上げと下げの両方を同時に行うわけです。

その結果、全身がピンとまっすぐに近づきます。

「引き上げ」の際に「踵を下げる」ことを意識していなかった方は、試してみてください。

ところで、
「下げ」が入っているのに「引き上げ」っておかしくないですか?

踵からしてみると「引き下げ」です。

些細なことのようで、ここに「引き上げ」にまつわる誤解が潜んでいます。

そもそもレッスン中

「引き上げて!」

と連呼されるだけで、どこにどう力を入れたらいいのか具体的な説明を聞くことがあるでしょうか?

何筋に力を入れるのか説明されることがなかったり、先生によって言ってる筋肉が違っていたり。

つまり、

引き上げ = 良く分からないこと

となっているのが実際だったりしないでしょうか?

もしそうだとすると、
先生が

「もっと引き上げて!」

と言ったら、
生徒さんにとっては

「もっとよく分からないことして!」

と言われているのと同じ、ということです。

そのよく分からないことの代表とも言える

「引き上げ」

にまつわる謎解きを今月のサロンで行います。

(もう一つの代表が「ターンアウト」)

きっと、
当たり前だと思っていたことがどうやらそうではないらしい、という話が出てくるかも知れません。

あるいは、
初めて聞く新鮮な情報も出てくるかも知れません。

今回はかなり深い話になりそうな予感がしています。

お楽しみに!

 

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