会員からリクエストが届きました。「リクエストに潜む核心」

先日、
12月のバスターズサロンのテーマについて、
リクエストを募りました。

リクエストをお送りくださった皆様ありがとうございました。

その中から一つ、
バスターズ会員のerizabettaさんからのリクエストをご紹介させて頂きます。
紹介についてはご本人からの了解を頂いております。

=====引用開始=====
バスターズサロン 大変勉強になり、楽しく拝見させて頂いてます。

テーマのリクエストたくさんあります。

1;アンディオール
動作脚は空中で動かしてるのでアンディオールする意識が働きますが、軸足側のアンディオールは難しくて、軸足は体重かかってる状態で止まってる?立ってるだけなのでアンディオールする感覚がつかめないです。

2,バランス
片足ルルベやピケでバランス取るのが運まかせになります。ましてやポワントだと両足でも立っていられません。運がいいと何秒か立ってられます

3,内もも使って立つとか、もも裏(ハムストリング)使って立つ みたいなことをレッスン中言われるけど、感覚がつかめないです。

リアルタイムではなかなか拝見できず録画を見て勉強してます。
専門家の先生方がとてもわかりやすい意見を出し合っていてとても参考になります。
長く続けて欲しい企画だなあと思います。
=====引用ここまで=====

erizabettaさん、ありがとうございました。

この文章の中で当方が注目したのは下記二点です。

「感覚がつかめない」
「運まかせ」

erizabettaさんの三つのリクエストをそれぞれまとめると

1.アンディオールの感覚がつかめない
2.バランスが運任せ
3.内もも・もも裏の感覚がつかめない

ということですね。

これがバレエ上達上どう問題になるかというと

「再現性」

ではないでしょうか?

以前、石島がバレエ教授法について書いたブログ記事にちょうどこの部分と重なる物がありました。

まずはその該当箇所をご覧ください。

=====引用開始=====
まず言葉で理解し、バレエ動作の概念を持つ。

次に、その正しい概念を自分の体を通して動きとして再現させるということです。

意識的に再現させられる動きは、応用が可能になります。

ステップの発展系は、この応用により得られるものです。

ところが、視覚情報での動きは、概念を持たなくても出来てしまうので応用性が乏しい。

結果、ステップの発展系を習得できなくなる。

※「世界一正確なバレエのお手本でも生徒にマネをさせてはいけない理由」バレエの学校より。
=====引用ここまで=====

「再現」

にも2つありますね。

一つは、
音楽プレーヤーの再生ボタンを押すように毎回同じ結果になる再現。

もう一つは、
料理のように、
今そこにある素材を使って毎回同じメニューを作り上げる再現。

どちらも、
同じ結果を得られるように再現しているわけですが、イコールではないですよね。

何が違うかというと、

前者は「リピート」
後者は「クリエイト」

かなと。
CDの再生ボタンを押すのは「リピート」
楽器を使って演奏するのは「クリエイト」

そんな違いです。

演劇なども連日同じ演目であっても

「舞台は毎回違う」

何て言いますよね。

観客も違えば反応が違う。
共演者が同じでも体調や経験値も日によって違う。
想定外のトラブルも違う。

どちらが芸術につながるかというと、
「リピート」
ではなくて
「クリエイト」
だと思います。

「クリエイト」って、
毎回何かちょっと違うわけです。

素材、道具、環境など。

毎回何かを生み出す要素が含まれている。

そうやって料理や音楽をアウトプットするのが「クリエイト」です。

そこに芸術が宿るのかなと思います。

一方、リピートは単なる作業です。

バレエのレッスンも毎回同じステップを繰り返しているようで、毎回何かを生み出している。

そんな要素が含まれていたら「クリエイト」です。

素材に凸凹があって、ちょっと想定外も飲み込んで工夫するから、楽しいし飽きがこないのではないでしょうか?

リピートだけならロボットに任せておいてもいいわけですからね。

で、この楽しさって、

「再現性」

に支えられていると思います。

必ずこうすればできる、というリピート力が土台にあって、

その上でゆらぎを楽しむ。

産みの苦しみも含めてそれを楽しむ。

バレエに話を戻すと
まずは何をどうすれば良いかというリピート出来る概念を習得するのが土台となります。

erizabettaさんが困っていらっしゃるのは、これが言語化できるレベルで学べていないからかも知れませんね。

バスターズはオンラインの講座なので良くも悪くも対面指導ができません。

なので、言語を介して情報を伝え合う事になります。

そう言う意味では、この言語による概念化には向いているのかも知れません。

お手本が見たくても見られない
マネがしたくてもマネできない

つまり、

ないから良い

と欠点を生かしてバスターズをご活用頂けたら幸いです。

今月のバスターズサロンのテーマは次回のメールで発表します。

=========
PS
1. 12月ワークショップ情報

2. 究極の柔軟性

3. PDD発表会

4. 在庫限り!教材旧価格

5. ルルベでグラつく?

最後までお読みいただきありがとうございました。

長岐

大人バレエのお悩みバスターズ

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