自分に全く非がないのに被害を被ってしまったら
先日、あるバレエ教室の先生とお話しする機会がありました。
もう10年以上経営している方で、たまたま苦労話になりました。
教室経営を長く続けていると、自分のコントロールが及ばないところで起きたトラブルに巻き込まれることがあります。
自分に全く非がないのに被害を被ってしまう。
もしかしたら、あなたにも一度や二度苦い経験があるかも知れませんね。
そう言う話って、話す相手がいないんですね。
家族には話すかも知れませんが、友達には話す機会がなかったり、ましてや同業者には知られたくないし。
そして、封印。
でも、同じような仕事環境にいるのが同業者。
中には、すでに同じようなトラブルに遭っている人がいるかも知れない。
実は、そう言うときはどうしたら良いか、具体的なアドバイスをもらえる可能性がある。
さらに、予防策についての知識までもらえればこんな心強い味方は他には見当たらない。
逆も言えて、あなたの失敗体験や成功体験が他の教室経営者の役に立つ可能性もあります。
そんな情報交換が出来たら、教室経営が随分と楽になりそうですね。
もしかして、同業者は戦う相手ではなく、お互い助け合う味方同士なのでは?
そもそも、バレエ教室の競合はバレエ教室ではなくなっています。
他の習い事かも知れないし、スマホかも知れない。
あなたの教室に生徒を来させなくするのに、十分魅力的なものが競合です。
年々減り続ける子どもたちの興味を惹こうと、他の習い事、他のビジネスが必死にアプローチしています。
少ないパイの奪い合いの様相を呈してきています。
もしかすると、子どもたちがバレエに興味を持って体験に来てくれるのを「待つ」のは、消極的すぎるのかも知れません。
そんなバレエ教室より10倍数があるのがコンビニ。
そのコンビニよりさらに3割も多いのが歯医者。
存続の厳しさはバレエ教室の比ではないかも知れません。
そんな中にあって、患者が行列をなしている歯医者さんがあるのをご存知でしょうか?
しかも、子ども専門で。
普通、歯医者というと、子どもが行きたがらない印象があるのですが(我が子もその一人)、そこの歯医者は、子どもたちでいつもいっぱい。
「待ち」の歯医者だったらそういう状況にはならないでしょうね。
実は、そこは開業前から、子どもたちでごった返すような見事な設計がなされていました。
「他業界に学ぶと経営が上手くいく」
というアドバイスのもと、普通の歯医者がやらないことばかり実践しました。
その結果はどこよりも素晴らしいものとなり、新聞やテレビでも取り上げられるほどの盛況ぶりです。
「他業界に学ぶと経営が上手くいく」
もしいま「待ち」のバレエ教室があったとすると、この歯医者のように大化けする可能性があるということです。
あなたは何か積極的なアプローチはされていますか?
最後までお読み頂きありがとうございました。
バレエ上達ナビゲーター 長岐
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