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わざと失敗した方がいい

ピルエット二回転を ・物理的正しさ ・心理的正しさ の二つで整理してみます。 すると、上図のように四つの領域に分けることができます。 縦軸で分けた左側は「物理的に正しい」領域。 客観的に見てピルエット二回転が出来る条件を満たしている領域となります。 一方、横軸で分けた上側は「心理的に正しい」領域。 本人の感覚的に「しっくり来る」「心地良い」「慣れ親しんだ」領域。 四つの領域を番号順に言葉にすると次のようになります。 1) 心理的に正しく、物理的にも正しい。 2) 心理的には正しくないが、物理的には正しい。 3) 心理的には正しいが、物理的には正しくない。 4) 心理的にも物理的にも正しくない。 1と2が回れる。 3と4が回れない。 ピルエットに限らず身体運動において体は物理法則に従います。 ピルエット二回転が出来ないとすると、それは物理法則に則っていない(3か4)ということです。 具体的には、 ・回転力不足、かも知れないし、 ・軸が斜め、かも知れないし、 ・軸がグニャグニャ、かも知れない。 厄介なのは、このとき、「しっくり来る」とか「慣れ親しんだ」とかが伴っている(3)と、心理的には変える理由がありません。 と言うより変わりたくない(3から出たくない)のです。 エアコンの快適温度設定と同じです。 でも、ピルエット二回転をマスターするためには、物理的に正しくない要素を取り除くことが必要。 さあ、困った。 あなたならどうしますか? つづく。   最後までお読みいただきありがとうございました。

バレエコンシェルジュ 長岐  


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