バレエのジャンプと第●中足骨の太さ
ルルヴェで第二中足骨だけが床に当たってしまうと見た感じグラつきそうなわけですが、実はそれだけに留まりません。
●骨の太さ
今度は、「骨の太さ」に注目してみてください。
親指につながる第一中足骨とそれ以外を比べるとどうでしょうか?
第一中足骨が極端に太くてガッチリしています。
一方、第二〜第五中足骨はかなり細いですよね。
しかも中央がさらに細くくびれています。
とても華奢な感じ。
ちょっと間違うと折れてしまいそうに見えませんか?
●第二中足骨とジャンプ
もし、第二中足骨が第一と同じくらいの長さだったらどうでしょう。
体重を太くてガッチリした第一中足骨と第二中足骨で分担して立つことになります。
なので第二中足骨は、補助的な負担で済みます。
ところが、第二中足骨が最長だと、か細い第二中足骨で全体重を支えなければなりません。
これがしんどいのです。
たとえば、ジャンプする時。
最後まで床を踏み込んでいるのが第二中足骨ですね。
着地する時、真っ先に床に触れて衝撃をうけるのも第二中足骨ですね。
つまり、ジャンプで第二中足骨に最も負担がかかるのがお分かりいただけるかと思います。
では、第二中足骨が最長のダンサーが、頻繁にジャンプの練習をしていたらどうなるでしょう?
とても、辛く、痛く、時には危険な状態になってしまいます。
それについては、次回。
バレエコンシェルジュ 長岐
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