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ピルエット二回転は足の●●骨の長さで決まる

●ピルエットで見落とされがちな2つのポイント
1. ルルヴェでのバランス感覚
2. ルルヴェでのバランス構造

前回は1について書きました。
今回は2についてです。

足には細長い「中足骨」という5本の骨があります。

ア・テールで立っているときは、この中足骨の足裏側が床と接しています。

よく足裏の3点に乗ると言いますが、踵以外の2点が、この中足骨(第一、第五)の足裏側となります。

では、ルルヴェに立つと、どこが床と接するでしょうか?

この中足骨の先端になります。

趾(あしゆび)は床面を覆うように曲がっていますので、体重を支えてはいません。

もし、中足骨の先端がそろって床に着くなら、体重は複数の先端で支えるので、ぐらつきにくい安定した立ち方が出来ます。

ところが、骨の形状にはばらつきがあるのが常です。

この中足骨も例外ではありません。

ルルヴェの安定性を語る上で注目すべきは、

第二中足骨

です。

下図のように第ニ中足骨が第一中足骨と第三中足骨より長い人がいます。

ルルヴェのときは、趾(あしゆび)を外して中足骨の先端が床に着くんでしたね。

そこでイラストから趾を消してみると、、

こうなります。

この赤い中足骨の先端が床に着くわけです。

いかにもグラつきそうでしょ?

第2中足骨だけが床に当たり、他は浮くんです。

これで先日見て頂いたバリシニコフのように長時間ルルヴェがキープできるでしょうか?

まず無理だと思います。

まぐれでバランスがとれることはあるかも知れませんが、それは偶然の産物。

再現させることはまず無理でしょう。

これだけでもピルエットをする上で不利なのですが、実は長い第二中足骨の問題は、このグラつきだけに留まりません。(> <)

もう一つダンサー人生に影響する重大な問題が潜んでいます。

それについては次回説明します。

 

バレエコンシェルジュ 長岐

 


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1件の返信

  1. 2017年12月17日

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